Access:集計クエリをウィザードで作成|グループ化と演算方法

クエリへ

クエリウィザードで集計クエリを作成する手順を画像で解説しています。

集計クエリとは、複数レコードで同じデータをグループにまとめることができるクエリです。

これをグループ化といいます。

グループ化された数値フィールドは、合計・平均・最大・最少などで演算することができます。

グループ化はとても良く使う機能なのでマスターしてください。

集計クエリはウィザードでなくても、クエリデザインでも作成可能です。

初めはウィザードを使用した方が仕組みが分り理解が早まります。

次の記事「集計クエリをデザインで作成」も参照してください。

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ウィザードで集計クエリの作成方法

■ クエリの元になる二つのテーブル

「T-製品マスター」と「T-製品販売」の二つのテーブルから集計クエリを作成します。

元となる「T-製品マスター」テーブルです。

製品マスターテーブル

元となる「T-製品販売」テーブルです。

製品販売テーブル

二つのテーブルは製品IDでリレーションシップが設定されています。

リレーションシップの画面

■ クエリのウィザードを始める

リボンの「作成」 - 「クエリ ウィザード」をクリックします。

クエリ ウィザード

クエリウィザードが開始します。

選択クエリウィザードを選択します。表示は「このウィザードで、選択したフィールドから選択クエリを作成します。」となります。

新しいクエリ ダイアログボックス

「クエリに含めるフィールドを選択してください。複数のテーブルまたはクエリからフィールドを選択できます。」と表示されるので「テーブル/クエリ」を選択後、フィールドを選択します。

ここではテーブル「T-製品マスター」から「製品ID」「製品名」フィールドを選択しました。

マスター フィールドを選択

二つ目のテーブルを指定します。

ここではテーブル「T-製品販売」から「販売数」フィールドを選択しました。

データ フィールドを選択

「クエリで集計を行うかどうかを選択してください」と表示されます。集計するので「集計する」にし、「集計のオプション」をクリックします。

集計する

集計のオプション ダイアログボックスが開きます。

「フィールドに対して行う演算を選択してください。」と表示されるので集計項目を選択します。

集計項目は下記から選択できます。

  • 合計
  • 平均
  • 最少
  • 最大
  • レコード数(カウント)

ここでは「合計」「最少」「最大」「レコードをカウントする」を選択しました。

集計のオプション

クエリ名を入力し完了します。

クエリ名を入力

完成した集計クエリです。

製品ID 2 の販売数合計は58、最少は16、最大は22、レコード数は3 ですから正しく集計されています。

クエリ名が自動的に付けられていますが、ウィザードでは設定できないのでクエリデザインで行います。

集計クエリの作成完了
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